2階にお風呂がある生活スタイルを解説!【家事導線を効率的にしたい方におすすめ】

浴室のイメージ画像

浴室のイメージ画像

  • 2階お風呂に馴染みがないから、詳しく知りたい
  • 間取りで後悔したくない
  • 仕事も忙しく、できるだけ家事動線を効率的にしたい

 

一般的に2階にお風呂がある家は少数派だと思います。おそらくこれまでのライフスタイルや老後の生活を想定して1階にお風呂を希望する方が多いのではないでしょうか?

しかし、その理由で2階お風呂を検討しないのはもったいないです。

この記事では、2階にお風呂がある生活スタイルをメリット・デメリットを交えて解説しています。最後まで読んで頂くことで2階お風呂がどんな人に向いているかがわかります。

 

  • 効率的な家事動線にしたい方
  • 1階を広々使いたい方
  • 開放的なお風呂にしたい方
  • 2階に部屋の広さを求めない方

 

Contents

  1. 1. 2階お風呂のメリット
    1. 1-1. 家事導線が効率的になる
    2. 1-2. 1階を広く使うことができる
    3. 1-3. プライベートを守れる
  2. 2. 2階お風呂のデメリット
    1. 2-1. 将来の介護面での不安
    2. 2-2. 給排水工事が割高
    3. 2-3. 2階は狭くなりがち
    4. 2-4. 売却がしにくい
  3. 3. その他気になること
    1. 3-1. 水圧の問題
    2. 3-2. 水漏れの不安
    3. 3-3. 排水音やシャワー音がうるさい?
    4. 3-4. 1階の天井が低くなる?
    5. 3-5. いっそのことリビングも2階がいい?
  4. 4. どんな人におすすめか?
  5. 5. まとめ

1. 2階お風呂のメリット

メリットを表す画像

1-1. 家事導線が効率的になる

まず前提条件として、お風呂に隣接している洗面室に洗濯機が置いてある上で解説します。

1階にお風呂がある(洗濯機がある)場合、バルコニーに洗濯物を干すために階段を上り下りしなければならず動線が長くなります。洗濯物が多いと複数回にもなり、また重い洗濯物を持ちながら階段を上るのは大変です。

動線の失敗パターン5選を元大手住宅メーカー社員が解説【注文住宅を検討している方必見】

 

しかしお風呂(洗濯機)が2階にあれば、洗濯する→干す→取り込む→収納する一連の動線をコンパクトにすることができ、家事の時短になります

さらに洗面室に物干しスペースを設けて、家族全員分の衣服を収納できるファミリークロークを隣接させれば、より効率的な間取りにすることも可能です。

1-2. 1階を広く使うことができる

一般的に1階にはLDKや和室、玄関などのスペースが必要なため、ボリュームが大きくなりがちです。さらに浴室・洗面で4〜5畳くらいスペースが必要なため敷地や予算の関係上、リビングの広さを諦めてしまう方も少なくないはずです。

その場合、2階にお風呂を設けることで1階に余裕が生まれ、選択肢を増やすことが可能になります。たとえば空いたスペースでリビングを広くしたり、収納を設けたり、書斎スペースをつくったりといったことです。

2階は6畳くらいの部屋が3つと収納、トイレがあればある程度事足りるので、お風呂や洗面を設けてもスペース的に問題にはならいでしょう。

1-3. プライベートを守れる

お風呂に大きい窓を希望する方は一定数いらっしゃいます。しかしプライバシーやセキュリティの問題上、断念することが多いです。

その点2階お風呂であれば、開放的な浴室空間を作ることができます。もちろん十分配慮する必要はありますが、お風呂にこだわりたい方は検討する価値はありそうです。

またお風呂や洗面は、他人に見られたくない場所だと思うので、急な来客があっても慌てることがなくなります

2. 2階お風呂のデメリット

デメリットを表す画像

2-1. 将来の介護面での不安

一番のネックポイントは「将来足腰が悪くなった時にどうするか?」です。もちろん数十年先のことはわかりませんが、対応方法は考えておくべきです。

ホームエレベーターを設けられれば解消できそうですが、スペースの確保や2〜300万円のコストがかかるため現実的ではありません。

最も現実的なのは介護用の階段昇降機ではないでしょうか。

出典:家庭用階段昇降機-DAIKO

また完全に割り切って、マンションへの住み替えも視野に入れておくべきでしょう。

2-2. 給排水工事が割高

2階に水回りへのの配管工事が必要なため、1階お風呂と比べ給排水工事費が割高になります。また給湯器なども通常のタイプと異なるので、全体で20万円くらいのコストアップは覚悟しておきましょう。

注文住宅の費用って何がかかるの?【知らないと予算オーバーする可能性大】

2-3. 2階は狭くなりがち

お風呂や洗面室などの水回りで2階のスペースが取られてしまうため、部屋を広くしたり、部屋数を増やすことは難しいです。

もちろんできないわけではないのですが、2階の面積に応じて1階の面積が決まるので1階が必要以上に広くなり過ぎてしまいます。

またコストにも大きく関わってくるので、現実的に部屋の広さは限られてきます。

2-4. 売却がしにくい

2階にお風呂のある間取りは、少し特殊なので売れにくい傾向があります。やはり1階お風呂のある生活に馴染みがある人のほうが圧倒的に多いからです。

とは言っても場所や築年数、価格などのポイントの方が重要な場合もあるので一概に売れないということではありません。

3. その他気になること

その他のイメージ画像

3-1. 水圧の問題

オール電化の場合は、給湯器選びにも注意しましょう。

通常のエコキュートだと人によっては水圧が弱いと感じる場合があるので、高圧給湯タイプをおすすめします

3-2. 水漏れの不安

水漏れについては、限りなくリスクは低いと言っていいです。ただし定期点検や必要あればメンテナンスは行う必要はあるでしょう。

3-3. 排水音やシャワー音がうるさい?

お風呂やシャワーのお湯は、パイプスペースを通して下階に流します。その際の排水音は気になるところですが、結論ほとんど気になりません。

完全に音がしないわけではないですが、排水のパイプには消音材が巻かれているため音が軽減されます。ただし住宅メーカーによって、この仕様は異なるので必ず確認しましょう。

また浴室と寝室と隣り合わせないようにクローゼットを挟むなど、間取りの配慮は必要です。

3-4. 1階の天井が低くなる?

パイプスペースを確保するために一部下り天井になる可能性があります。

住宅メーカーの設計基準にもよるので、必ず設計段階で確認しておきましょう。

3-5. いっそのことリビングも2階がいい?

リビング自体を2階にするのも一つの選択肢です。ただし生活スタイルが変わってくるため、興味がある方は下記の記事をご覧ください。

2階リビングはどんな人に向いている?【メリット・デメリットを詳しく解説】

4. どんな人におすすめか?

おすすめのイメージ画像

結論、以下の内容が当てはまる方は、2階お風呂の間取りがおすすめです。

  • 効率的な家事動線にしたい方
  • 1階を広々使いたい方
  • 開放的なお風呂にしたい方
  • 2階に部屋の広さを求めない方

 

5. まとめ

以上、2階にお風呂がある生活スタイルについてメリット・デメリットを交えて解説させて頂きました。

この記事をご覧頂いた方は、注文住宅の雑誌を読んで2階お風呂に興味を持ったり、既に住宅メーカーから2階お風呂の間取りを提案されて悩んでいるのではないかと思います。

そんな方の悩み解決に少しでも貢献できたら嬉しく思います。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

関連記事

  1. 浴室の画像

    お風呂に窓をおすすめしない5つの理由【実は換気の役割は期待できません】

  2. 冷え性のイメージ画像

    床暖房をいれないと後悔する人の特徴4タイプ【間取りやライススタイルで決まります】

  3. 床材の画像

    床材の種類と特徴を詳しく解説!【おすすめは挽き板フローリングです】

  4. 失敗のイメージ画像

    注文住宅で後悔する間取り5選【流行や先入観に囚われ過ぎている方は要注意!】

  5. 契約のイメージ画像

    【超重要】注文住宅の工事請負契約前にチェックすべき7つの注意点!

  6. タンクレストイレの画像

    タンクレストイレはやめたほうがいい?【メリットとデメリット、後悔しない選び方を解説】

  1. 眠れないイメージ画像

    眠れない寝室の間取りの特徴5選【音の配慮ができていないと後悔しま…

  2. 屋上のイメージ画像

    屋上のある家を建てると後悔する!【デメリットとメリットを解説】

  3. 老後の住まいのイメージ画像

    老後は賃貸住宅を借りれない!?一生賃貸派が考えておくべきポイント

  4. レンタルor購入イラスト画像

    「賃貸と持ち家で1,300万円の差」が出ると言われる真相を検証してみ…

  5. 持ち家か賃貸か

    持ち家と賃貸を徹底比較!【両者のメリット・デメリット、選ぶ際の…

  1. 私道持分のイメージ画像

    私道負担とは?【購入時に気をつけるべきポイントを詳しく解説!】

    2021.12.31

  2. マーケットのイメージ画像

    外構工事費の相場を徹底解説!【みんなはいくら予算をかけている?】

    2023.05.31

  3. マイホームのイメージ画像

    【初心者必見!】マイホームの購入で失敗しないために知っておくべ…

    2022.06.30

  4. 持ち家か賃貸か

    持ち家と賃貸を徹底比較!【両者のメリット・デメリット、選ぶ際の…

    2023.09.30

  5. 手数料の値引きのイメージ画像

    仲介手数料の値引き交渉のコツを解説【実はデメリットもあるので要…

    2023.03.22

カテゴリー

ブログランキング参加中!