屋上のある家を建てると後悔する!【デメリットとメリットを解説】

屋上のイメージ画像

屋上のイメージ画像

  • 屋上で家庭菜園やBBQがしたい
  • 敷地が狭いので、屋上に庭を設けたい
  • 屋上って使わな枠なる

 

屋上のある家に憧れを抱いたことがある方は意外と多いのではないでしょうか。天気の良い日に屋上でランチをしたり、家族でBBQをしたりなど夢は広がります。

しかし、現実はいいことばかりではありません。むしろ屋上を設けたことによって多くの弊害が生まれることになります。

そこでこの記事では、屋上のある家を建てるデメリットとメリットを詳しく解説しています

コメントする人の画像
読んで頂くと、屋上を検討する際のポイントがわかります。

Contents

  1. 屋上のある家のデメリット
    1. 建築費やメンテナンスコストが高い
    2. 掃除が大変
    3. 上り下りが大変で意外と使わない
    4. 雨漏れのリスクが高まる
    5. 部屋が暑くなりやすい
  2. 屋上のある家のメリット
    1. 眺望が良い
    2. プライベートな空間を楽しめる
    3. 有効活用できる床面積が増える
  3. 屋上を検討する際のポイント
    1. そもそも本当に屋上が必要か
    2. 将来のコストを考える
    3. 近隣にマンションなどの高い建物がないか確認する
  4. まとめ

屋上のある家のデメリット

デメリットの画像

  • 建築費やメンテナンスコストが高い
  • 掃除が大変
  • 上り下りが大変で意外と使わない
  • 雨漏れのリスクが高まる
  • 部屋が暑くなりやすい

 

建築費やメンテナンスコストが高い

屋上のある家は一般的な家と比べ、建築費用が高額になります。理由は雨漏れから守るための防水工事や屋上に出るための階段や塔屋の設置、落下防止の手すりなどが必要になるからです。

また、建てた後も定期的な点検やメンテナンスが必要で特に防水工事はコストが高いため、計画的に出費に備えておかなければなりません。さらに台風や地震などの災害によって想定外の補修が必要になることも考えられます。

コメントする人の画像
もし必要なメンテナンスを怠ってしまと、雨漏れの発生やカビ・腐食の原因となるため、一生付き合う覚悟が必要といえます。

掃除が大変

屋上は閉鎖的な空間なため、砂埃や落ち葉などが溜まりやすい場所です。特に秋口になると雨水用の排水管が落ち葉などで詰まり、その状態で雨が降ると屋上がプール状態となってしまい雨漏れの原因になります

鳥のフンなどもの汚れも目立つため、定期的な清掃を心がけなければなりません。

上り下りが大変で意外と使わない

BBQがしたい、洗濯物を干す、カフェ休憩の場としてなど、屋上を設ける方は何かしら目的を持っていると思います。

しかし屋上への階段は幅が狭かったり、場合によっては梯子だったりするケースもあるため、荷物を持って上り下りできるかも考えておかなければなりません。

ロフトにも同じことが言えますが、荷物を持ったままの上り下りするのは大変なので、案外使わなくなることもあるので本当に屋上が必要かをしっかり検討しましょう。

雨漏れのリスクが高まる

屋上は常に雨風や紫外線の影響を受けるため、雨漏れのリスクが高まります。一度雨漏れを起こしてしまうと高額なリフォーム費用が発生するため、施工時の防水精度と定期的なメンテナンスが重要です。

部屋が暑くなりやすい

屋上は断熱対策や遮熱対策をしっかり行わなければなりません。理由は屋根がないため、日差しの影響を直に受けるからかです。特に夏場は表面温度が高温になるため、対策が甘いとサウナ状態となります。

コメントする人の画像
屋上を希望する際は、屋上施工の実績が豊富な住宅メーカーを選ぶようにしましょう。

屋上のある家のメリット

メリットの画像

  • 眺望が良い
  • プライベートな空間を楽しめる
  • 有効活用できる床面積が増える

 

眺望が良い

近隣にマンションやビルなどがなければ、屋上から自然の景色や夜景などを楽しむことができます。そのため目の前にマンションやビルが立ち並ぶエリアよりも、見晴らしが良い場所っだり、自然が多い場所の方が屋上は適しているといえるでしょう。

プライベートな空間を楽しめる

一般的に家は2階建てが多いので、3階または4階部分を利用する屋上は近隣と視線が合いにくく、プライベートな空間を楽しむことができます。たとえば休日に家族とゆっくりと朝食を取ったり、読書を一人で楽しんだりと夢は広がります。

有効活用できる床面積が増える

住宅は、「敷地面積に占める延べ床面積の割合 (容積率)」の上限が法令で定められているため、その上限を超える床面積の家は建てられません。しかし屋上は床面積に含まれないため、有効利用することで生活スペースを確保することができます。

コメントする人の画像
ただし、「相当の部分が壁等で囲まれている場合」は床面積に算入されるケースもあるため注意しましょう。

屋上を検討する際のポイント

ポイントの画像

  • そもそも本当に屋上が必要か
  • 将来のコストを考える
  • 近隣にマンションなどの高い建物がないか確認する

 

そもそも本当に屋上が必要か

正直なところ、屋上ほどコスパが悪いものはありません。季節的に利用できる期間が限られる上、施工費やメンテナンス費が高額だからです。

そもそも屋上でしかできないことはそれほど多くはないため、少し広めのバルコニーや庭十分なこともあるので当に屋上が必要かを冷静に考えましょう。

間取りづくりで失敗する人の特徴5選【要望を伝えるだけでは良いプランはできません】

将来のコストを考える

屋上を維持するために多額なコストがかかります。そして屋上だけではなく、外壁や水回り設備などのリフォーム、固定資産税などもかかることを忘れてはいけません。もちろん家のこと以外にも子供の教育費や生活費など様々なお金がかかるでしょう。

収入や貯蓄と相談し、将来的に支払っていくことが可能かを必ず検証しましょう

近隣にマンションなどの高い建物がないか確認する

屋上を設ける理由にもよりますが、プライベートや眺望を目的とするならば近隣に高い建物がある場所はあまり向いていないかもしれません。

目の前に建物があると視線が気になったり、建物の圧迫感を感じたりすることもあるでしょう。

コメントする人の画像
家を建てる上で重要なことは、その土地の特性(広さ・形・環境・日当たりなど)を活かして計画することです。

まとめ

以上、屋上のある家を建てるデメリットとメリットを詳しく解説致しました。

屋上のデメリット 屋上のメリット
  • 建築費やメンテナンスコストが高い
  • 掃除が大変
  • 上り下りが大変で意外と使わない
  • 雨漏れのリスクが高まる
  • 部屋が暑くなりやすい
  • 眺望が良い
  • プライベートな空間を楽しめる
  • 有効活用できる床面積が増える

 

屋上を検討している方がこの記事を読んで頂き、参考になったと思って頂けたら嬉しく思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

関連記事

  1. 手数料の値引きのイメージ画像

    仲介手数料の値引き交渉のコツを解説【実はデメリットもあるので要注意!】

  2. 建ぺい率・容積率のイメージ画像

    建ぺい率や容積率は建物の面積を制限するためのもの【計算方法や特例条件等を解説】

  3. キッチンの画像

    新築のキッチン周りで失敗しないための13のポイント【具体的なアクションプランも解説!】

  4. 床材の画像

    床材の種類と特徴を詳しく解説!【おすすめは挽き板フローリングです】

  5. リビングの画像

    シートフローリングにして後悔する理由3選【どんな人におすすめか?】

  6. 大規模修繕の画像

    マンションの修繕積立金は適正か?【将来負担増の目安もわかりやすく解説】

  1. 建売住宅の画像

    建売住宅のデメリットとメリットは?後悔しないために知っておくべ…

  2. 眠れないイメージ画像

    眠れない寝室の間取りの特徴5選【音の配慮ができていないと後悔しま…

  3. 屋上のイメージ画像

    屋上のある家を建てると後悔する!【デメリットとメリットを解説】

  4. 老後の住まいのイメージ画像

    老後は賃貸住宅を借りれない!?一生賃貸派が考えておくべきポイント

  5. レンタルor購入イラスト画像

    「賃貸と持ち家で1,300万円の差」が出ると言われる真相を検証してみ…

  1. 住宅の疑問

    違法建築物とは?具体的な種類と見抜き方を現役の宅建士が詳しく解…

    2021.11.30

  2. 外構の画像

    外構工事の費用を安く抑える方法7選【住宅メーカーの外構費が高い理…

    2023.04.30

  3. 手数料の値引きのイメージ画像

    仲介手数料の値引き交渉のコツを解説【実はデメリットもあるので要…

    2023.03.22

  4. 建ぺい率・容積率のイメージ画像

    建ぺい率や容積率は建物の面積を制限するためのもの【計算方法や特…

    2023.04.19

  5. 都市風景の画像

    土地相場はどうやって調べるの?【4つの方法をわかりやすく解説】

    2021.09.29

カテゴリー

ブログランキング参加中!