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最近の間取りの流行といえば、家事ラク動線。忙しい共働き世帯から特に人気を集めています。家事ラク動線といっても様々なタイプがありますが、その中でも玄関入ってすぐキッチンのレイアウトに興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
これから注文住宅を建てる方は、家事ラク動線という言葉だけではなく、しっかりと特徴を理解して後悔のない家づくりをして頂きたいと思います。
この記事では、玄関入ってすぐキッチンのレイアウトを実例付きで解説しています。
Contents |
玄関入ってすぐキッチンのレイアウトの実例
2Wayタイプ
キッチンとリビングにそれぞれの動線を確保したのが2Wayタイプ。ウォークスルーシューズクロークの延長にキッチンへの入口を設け、来客者からは見えないような設計になっています。
またパントリーを間に挟むことで、購入した食材や日用品を最短距離でしうことが可能です。
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1Wayタイプ
2Wayタイプとは異なり、1Wayタイプは玄関からキッチンへとつながる動線一箇所のみとなります。マンションなどでよく見かけるレイアウトです。
玄関入ってすぐキッチンのメリット
荷物を持ち運ぶ負担を軽減できる
一般的な間取りは玄関から一番遠い位置にキッチンが配置されるため、購入したあ食材や日用品などをそこまで運ばなければなりません。重い荷物を長い距離運ぶのは大変ですし、複数回に分けると結構な手間です。
もし玄関から近い位置にキッチンがあれば重い荷物を運ぶ距離が短くなるため、家事の負担軽減や時短になります。
家庭にもよりますが週2〜3回程は買い物に行くと思うので、その都度のことを考えるとメリットといえるでしょう。
玄関入ってすぐキッチンのデメリット
扉を閉めないと玄関からキッチンが丸見えになる
上記で解説した1Wayの動線だと、来客者にキッチンが丸見えになります。キッチンを見られたくない方は2Wayタイプの間取りにしましょう。
ウォークスルーのシューズクロークの延長にキッチンへの動線を確保することで、仮に扉を開けっ放しにしたとしても来客者からは見えないので安心です。ただしその場合、以下の点に注意が必要です。
下足収納が近いと匂いが気になることも
扉がオープンになっているとシューズクロークの匂いがキッチンにまで及ぶ可能性があります。また逆にキッチンの匂いが玄関に広がることもあるので要注意です。
消臭効果のあるクロスや芳香剤などでは効果は薄いので、しっかりと匂い対策をしておきましょう。
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玄関入ってすぐキッチンのレイアウトのポイント
リビング直通の動線も確保しておく
できればキッチン直通の動線とは別にリビングへの動線を計画しておくことをおすすめします。1Wayだと来客者からキッチンが丸見えになったり、リビングに行く動線が長くなってしまうからです。
敷地の広さや生活スタイル、予算なども関係しますが、後悔のない家づくりをしてもらいたいと思います。
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玄関の匂い対策をしておく
シューズクロークの匂いがキッチンへと回らないようにするためには、玄関に換気扇を設けると効果的です。ただしキッチンの換気扇と空気を引っ張り合わないように注意しましょう。
まとめ
以上、玄関入ってすぐキッチンのレイアウトの特徴について解説致しました。
家事の負担を軽減したり、時短効果のメリットがありますが、リビングへの動線計画や匂い対策はしっかり検討しましょう。
この記事を読んで頂き、少しでもお役に立てたなら嬉しく思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。