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寝室は寝るだけの場所と安易に考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、人生の3分の1は睡眠です。日中外で仕事している方なら、マイホームで一番過ごす場所は寝室でしょう。
睡眠の質を高めるためにマットレスにこだわる方はいますが、実は最も重要なことは寝室の間取りの位置です。
寝室の位置が悪いと、眠れない→疲れが取れない→活力が湧かないといった悪循環に陥る可能性があります。
そこでこの記事では、眠れない寝室の間取りの特徴5選を詳しく解説しています。
Contents |
眠れない寝室の間取りの特徴5選
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吹き抜けに面した寝室
吹き抜けはリビングを開放的な空間にするメリットがある反面、音が反響しやすいデメリットが挙げられます。そのため寝室が吹き抜けに面していると1階の生活音が気になって眠れなくなる場合があります。
たとえばテレビの音や話し声、扉を閉める音など、静まり返った夜は特に響きやすいです。
トイレや浴室の真横や真下ある寝室
2階にもトイレを設けることは一般的ですが、寝室と隣り合っている場合深夜に家族の誰かがトイレに行くと、排水音で目が覚めてしまう可能性があります。
しかし間取りのスペースが限られることもあるため、寝室とトイレが隣り合ってしまう際は間にクローゼットを挟んだり、トイレ側の壁を防音仕様にしたりなど対策をしておくと良いでしょう。
また1階が寝室で2階に浴室がある間取りの場合、真上からシャワーの音や風呂椅子を引きづる音が響きやすいため、浴室と寝室の位置関係にも配慮が必要です。
2階リビング(1階寝室)
2階リビングを検討している方は上下階の温度差も考慮して間取りを検討すべきです。
空気には冷たいと下降し、暖かいと上昇する性質があります。そのため2階リビングの間取りの場合、1階の寝室が寒くなりがちです。エアコンで暖めることはできますが、光熱費がかかるのが難点といえます。
特に、寒がりな方や寒冷地に住んでいる方には相性が高いとはいえないでしょう。
交通量が多い道路に面した寝室
交通量が多い道路に寝室が面していると、車の騒音に悩まされる可能性があります。交通量を操作することはできませんので、道路とは反対側に寝室を配置するようにしましょう。
窓が多い寝室
窓には明るさを取り入れる役割がありますが、寝室には明るさはそれほど重要ではありません。最低限の窓があれば十分で、不必要に窓が多いと睡眠の妨げになる可能性があります。
理由は、窓は冷気の入口であると同時に、暖かい空気が逃げる出口でもあるからです。窓が多いと快適な温度を保ちにくく、夏場になると強烈な東日や西日の影響で室内がサウナ状態になります。
そのため窓のサイズはもちろんのこと窓位置も十分検討すると良いでしょう。
安眠できる寝室にする際のポイント
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防音対策をする
寝室の一番の大敵は音です。そのため防音対策をしっかり行い、安眠できる環境づくりをすることが重要です。ただし防音対策といっても防音壁にしたり、窓を防音仕様にするとコストがかかるため、寝室の位置を工夫し解決できないかを検討しましょう。
特に吹き抜けや水回りとの位置関係には要注意です。
周辺環境を理解する
土地探しからスタートする場合であれば、周辺環境もセットで確認しておくことが大切です。特に交通量が多い道路や電車の路線沿いの土地などは、必ず騒音の問題が生じます。
建物を建ててしまったら、簡単に住み替えることはできません。そのため土地選びは慎重に行うべきです。
下記の記事で失敗しない土地選びのポイントは解説しているの、土地を検討している方は必ず確認しておきましょう。
失敗しない土地選びのポイント20選【不動産のプロはここをチェックしています】
ベッドと窓の位置関係を決めておく
寝室の間取りを検討する際は、どこにベッドを配置するかを予め決めておくことをおすすめします。理由はベッドの頭の真上に窓があると、窓からの冷気や早朝にカーテンの隙間から差し込む太陽の光によって、睡眠に影響を与える場合があるからです。
まとめ
以上、眠れない寝室の間取りの特徴5選を解説いたしました。
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この記事で解説した眠れない寝室の間取りの特徴を理解し、自分たちの寝室の間取りづくりに活かして頂ければ幸いです。最後までご覧頂き、ありがとうございました。