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実は注文住宅の良し悪しは、担当する営業マンによって決まるといっても過言ではありません。しかしほとんどの場合、モデルハウスに行ってたまたま最初に接客を受けた営業マンが担当になります。
つまり優秀な営業マンかそうでない営業マンが担当になるかは、運次第で決まるということです。もちろん営業マンにも様々なタイプが存在し、このタイプであれば正解というものはありません。
一般的には優秀な営業マンというと高身長でイケメン、体育会系のようなイメージもありますが、実際は真逆のタイプがトップセールスマンなんてこともあります。
しかし、ハズレ住宅営業マンには一定の特徴があります。
万が一ハズレ住宅営業マンが担当になってしまうと、トラブルが多発したり、打ち合わせにストレス感じたりする可能性が高いです。
そこでこの記事では、ハズレ住宅営業マンの特徴5選について詳しく解説しています。
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ハズレ住宅営業マンの特徴
優秀な営業マンかそうでない営業マンかは、見た目ではほとんどわかりません。もちろん清潔感がない(髪、爪、服装など)や住宅知識が少ない、時間にルーズなどは論外ですが、ハズレ住宅営業マンには以下のような共通点があります。
もし担当者がハズレ住宅営業マンだったとしたら、家づくりは失敗に終わる可能性が高いので営業マン選びは慎重に行いましょう。
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メモを取らない
メモはビジネスマンの基本とも言える作業でしょう。メモを取ることで、後から見返して思い出したり、漏れがないかチェックしたりするのに役立ちます。
またお客様にメモの控えを渡せば情報を共有でき、後から言った言わないといったトラブルを防止することもできます。
中にはメモを取らずとも全てを記憶できるような天才的な人もいますが、ほとんどの人はそうではないはずです。
他にもメモを取ることは、お客様にもしっかりした印象を与えることもできるため、営業マンがあえてメモを取らない理由は見当たりません。
それにもかかわらず手帳やメモ帳を持っておらず、メモを取らない営業マンであれば要注意です。
言われたことしかやらない
住宅の営業マンにかかわらず、言われたことしかやらないビジネスマンは優秀とはいえないでしょう。
ほとんどのお客様は家づくりは初めての経験で知識も多くありません。また要望がまとまっていなかったり、なんとなく言ったりすることもあります。
しかしハズレ住宅営業マンの特徴として、プロとして考えやアドバイスががほとんどなくお客様の言うことを額面通りに受け取り、その通りの提案しかしません。
もちろんお客様の要望や意見は重要です。しかし優秀な営業マンは常に「なぜ?」「理由は?」と会話の背景までヒアリングしようとします。
背景を知ることで、お客様が求めていることが実は別のものだったり、こんな提案が刺さるのではないかと仮説を立てたりすることができるからです。
設計士をやたらヨイショする
特に若手の営業マンに多い印象ですが、年上の設計士をやたらヨイショする営業マンがいます。経験が浅いためか、設計士の言うこと全てが正しいと考えており、自分の意見がありません。
結果的に設計士のご機嫌取りに走ってしまい、お客様の要望が二の次になってしまうことがあります。
あくまで注文住宅に住むのはお客様なので、理想の間取りに導いてくれる営業マンを選びましょう。
全ての打ち合わせに参加しようとする
お客様の心理とすれば、担当者なんだから全ての打ち合わせに営業マンが参加するのは当然だろうと思う方も多いでしょう。
しかし営業マンは常に複数の顧客を抱えており、優秀な営業マンになるほど抱える顧客数が多くその分忙しくなるため、毎回の打ち合わせに参加することは物理的に不可能になります。
時にはダブルブッキングしてハシゴしたり、挨拶だけで済ませたりすることも珍しくありません。
逆に言うとハズレ住宅営業マンほどヒマなため社内で忙しいフリをするため、全ての打ち合わせに参加しようとします。
そもそも家づくりは、設計士やインテリアコーディネーターなど打ち合わせが分業制になっており、営業マンは全体の指揮官といった立ち位置になるため、上手く打ち合わせが進んでいれば大きな問題にはなりません。
お金の話に弱い
家づくりは建物の工事費や仕様価格、付帯工事費、住宅ローン、家具代、水光熱費代、税金、補助金など幅広いお金の知識が必要です。
そのためお金の話題に弱い営業マンはハズレの可能性が高いです。
もちろん建築やデザイン、インテリアなどの知識も必要ですが、それらの設計士やインテリアコーディネーターが十分な知識を持っているため、両者に任せることができます。
しかし、お金に関しては営業マンがしっかりと答えなければなりません。それにもかかわらず、お金に関してあやふやな回答しかしない場合は、後々トラブルに発展する可能性があります。
優秀な営業マンであればしっかりと説明することができます。もし特殊な商品でわからなければ、少なくともいついつまでに回答しますと言うはずです。
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営業マンを変えてもらうことは可能か
結論から言うと、途中からでも営業マンを変更することは可能です。もし上記で解説したようなハズレ営業マンに該当し、家づくりの打ち合わせでストレスを感じるようであれば、担当変更を検討しましょう。
できるだけ早い段階で変更を希望した方が後々大きなトラブルに発展する前に解決できるので住宅会社にとってもマイナスにはなりません。
担当の営業マンに口で直接伝えるのは勇気が必要ですので、メールかもしくは営業マンの上司に伝える方法が良いです。
優秀な住宅営業マンの特徴
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説明がわかりやすい
注文住宅は専門用語やわかりにくい表現も多いため、打ち合わせを初めて経験する方にとっては呪文のように聞こえることもあります。
そのため優秀な営業マンは、専門用語は極力使わず、わかりやすい表現や例え話を用いて説明するのが上手です。
また、説明にしっかりとした根拠や数字などのデータを用いる点も特徴といえます。
お金の話は最初にしっかり行う
家づくりにおいて、お金の話は最も重要と言えます。
そのため優秀な営業マンは最初に資金計画の話をしっかり行い、お客様と予算感を共有してから次のステップに進みます。お客様にとっても、最初の段階で予算を把握できた方が安心でしょう。
しかしお客様から断られることを恐れ、資金計画の話をしない、または安い資金計画で話を進めようとする営業マンには要注意です。
スケジュールがびっしり入っている
優秀な営業マンほど忙しく、お客様との打ち合わせ予定で手帳がびっしり埋まっています。
人を動かすのが上手
周りを巻き込み人を動かすのが上手なことも、優秀な営業マンの特徴です。
家づくりは営業マン一人ではできません。お客様はもちろん、設計士やインテリアコーディネーター、工事担当者、また社内調整や上司との交渉など様々な場面でコミュニケーション能力が必要です。
営業マン自身も忙しいので、周りに任せ動いてもらうことで家づくりを進めることができます。
優秀な営業マンに出会うには
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住宅営業マン紹介サイトを利用する
地域や住宅メーカーは限定されてしまいますが、住宅営業マンの紹介サイトを利用することで優秀な営業マンに出会える可能性は高まります。
紹介を受けたからといって必ず契約しなければならないわけでもなく、無料であればリスクは少ないはずです。
ただし、そのサイト自体が信頼できるかを判断する必要性はあります。
店長を指名する
モデルハウスの店長は比較的優秀である可能性が高いです。なぜなら店長になるにはある程度の実績を残し、部下の育成も会社から任せられている立場だからです。
担当者を比較する
モデルハウスに来場するとまず個人情報などのアンケートへの記入を促され、その後接客を受けた営業マンがあなたの担当者になります。
営業マンには優秀な人もいれば、そうではない人、若手〜ベテランと様々です。
もちろん優秀な人に担当してもらうことがベストですが、見た目ではほとんどわからないので、質問の受け答えやこの記事で解説している内容を参考にしてみて下さい。
そして複数のモデルハウスに来場して担当者を比較検討して判断すると良いでしょう。
まとめ
以上、ハズレ住宅営業マンの特徴5選について詳しく解説致しました。
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注文住宅の良し悪しは担当する営業マンによって左右されるといっても過言ではありません。
この記事を読んで頂いて満足のいく注文住宅ライフを実現して頂けたら嬉しく思います。最後までご覧頂き、ありがとうございました。