|
玄関の広さは、建物のサイズと収納のバランスによって決まります。
しかし初めて家づくりを経験する方にとって、マイホームの玄関の広さや収納が十分かどうかは、中々判断しづらいでしょう。建物が完成してから後悔しても取り返しはつきません。
この記事では、坪数ごとにおすすめの玄関の広さや、後悔しないためのポイントについて解説しています。
Contents |
玄関のおすすめの広さは?
坪数 | おすすめの広さ(畳数) | 収納計画 |
〜30坪未満 | 2.5畳以上 | 壁面下足収納(トールキャビタイプ) |
30〜35坪未満 | 3〜4畳 | 壁面下足収納またはシューズインクローク |
35〜40坪未満 | 3.5〜4.5畳 | シューズインクロークまたはウォークスルーシューズクローク |
40坪以上 | 4.5畳以上 | ウォークスルーシューズクローク+カウンタータイプ収納 |
〜30坪未満
土間・収納・玄関ホールを合わせて2.5〜3畳は必要です。それ以上大きくすることも可能ですが、その分他の部屋が狭くなってしまうため、広さの優先順位や予算との相談となります。
また収納はワイド1200mmの下足収納を設けるのが一般的です。形状はコの字やロの字、カウンタータイプなど様々ですが、収納重視であれば最大78足収納可能なトールキャビネットタイプを選びましょう。
30〜35坪未満
一般的な4人家族の場合、30坪前半位の建物になることが多いのではないでしょうか。その場合、玄関の広さは3〜4畳くらいを想定しておくべきです。
もし3.5畳以上の広さがあれば、シューズインクロークを設けることができるため、大きな荷物を収納でき、玄関をスッキリみせることもできます。
35〜40坪未満
収納計画によって異なりますが、3.5〜4.5畳がおすすめです。
壁面収納で間に合うようであれば、3.5畳でも問題ありませんが、ウォークスルーシューズクロークを設けたい場合は、4.5畳の広さは必要になってきます。
40坪以上
単世帯で40坪以上あれば、ある程度広さに余裕をもった家作りが可能です。そのためロードバイク用の土間収納を広くとったり、手洗い場を設けたりなど選択肢が増えます。
一般的には4.5畳あれば十分ですが、上記のように収納するものの量や大きさによっては更に広くするのも良いでしょう。
またウォークスルーシューズクロークと、さらに正面の靴脱ぎ場にもカウンタータイプの収納を設けると、来客用のスリッパや小物類などをしまっておくことができるので使い勝手が良いです。
玄関を広く見せるコツ
鏡を取り付ける
敷地や予算の関係上、玄関が希望の広さにならないこともあるでしょう。
もちろん見積もり内容を見直して、費用を削減することができればその分を捻出できるかもしれません。
注文住宅で予算オーバーした時のコストダウン法12選【100万円以上可能です】
しかしどうしても難しい場合は、玄関に鏡を取り付けるのをおすすめします。鏡に映った床が広がりを感じさせてくれたり、視線が抜けるので玄関を広く見せることができます。
玄関正面に窓を配置する
窓は採光や通風の他にも、視線の抜けを感じさせてくれる効果があります。そのため閉鎖的になりやすい玄関は特に、窓を効果的に活用するべきです。
詳しい内容は下記の記事で解説しているので是非ご覧下さい。
【新築】おすすめの玄関窓3選【暗い・ダサい玄関にしたくない方必見!】 |
後悔しないためのポイント
必ず同サイズの玄関を確認しておく
注文住宅は基本的に図面上で打ち合わせを行うため、あくまでイメージでしかありません。寸法をしっかり確認していたとしても、実際完成した玄関を見て、意外と狭かったと後悔しても遅いです。
そのため、必ず同じサイズの玄関を確認しておきましょう。
収納を計画しておく
「玄関収納が足りなかった」という声は多いです。
特にアウトドアが趣味な方や、女性の割合が多い家庭は靴が多いため、収納が足りなくなる場合があります。
後悔しないためにも、玄関に置く必要がある荷物や家族分の靴の量を想定して計画しましょう。
まとめ
以上、坪数ごとにおすすめの玄関の広さについて解説致しました。
玄関は収納によって広さが決まるため、建物のサイズと収納のバランスを考えて計画しましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。