旗竿地のメリット・デメリットは?【検討する際は3つのポイントに注意!】

旗竿地のイメージ画像

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  • 周辺環境も大切だけど予算もなるべく抑えたい
  • 旗竿地を選ぶ際はどんなことに気をつければいいの?
  • 普通と土地と比較して旗竿地はどんな違いがあるの?

 

旗竿地と聞くと、なんとなくイメージが悪いからという理由で敬遠している方も多いと思います。もちろんデメリットもありますが、人によってはそれを補うほどのメリットもあります。

全ての人に旗竿地をおすすめしているわけではありませんが、旗竿地のメリットを知らずに何となく選択肢から除外しているのであれば、非常にもったいないです。

この記事では旗竿地のメリット・デメリットについて詳しく解説しています。読んで頂くことで、旗竿地の魅力と検討する際に気をつけるポイントが分かります。

 

  1. 1. 旗竿地とは?
  2. 2. 旗竿地のメリット
    1. 2-1. 土地の費用が安い
    2. 2-2. プライベート感がある
    3. 2-3. 車などの騒音が聞こえづらい
  3. 3. 旗竿地のデメリット
    1. 3-1. 建築コストが高い(手作業・ライフライン費用・外構)
    2. 3-2. 縦列駐車
    3. 3-3. 周りを建物に囲まれていると採光計画が難しい
  4. 4. 旗竿地を検討する際のポイント
    1. 4-1. 間口の広さ
    2. 4-2. 日当たり
    3. 4-3. 住宅メーカーに間取り・建築コストを確認しておく
  5. 5. 旗竿地の購入・住宅メーカー選びで悩んでいる方
  6. 6. まとめ

1. 旗竿地とは?

旗竿地とは、間口(道路に接している土地の長さ)が短く、奥に向かって細長い路地を通った先にある土地のことで、旗竿のような形状をしているためそう呼ばれています。

特に最近では、建売会社などが一筆の土地を分筆してそれぞれ分けて販売する際に、土地の間口が狭い場合に片方の土地は旗竿地となっているケースをよく見かけます。

旗竿地と聞いて敬遠される方もいますが、メリットもあるので条件によっては検討する価値は十分あります

ただし、旗竿地でも幅員4m以上の道路に間口が2m以上接している土地でなければ建築基準法上、建物を建築することはできないので要注意です。

違法建築物とは?具体的な種類と見抜き方を現役の宅建士が詳しく解説!

2. 旗竿地のメリット

メリットを表す画像

2-1. 土地の費用が安い

1番のメリットは土地の費用が近隣と比較して安い点です。場所や条件によっても異なりますが、坪単価10万円前後安くなる場合もあります。

上記で解説したデメリットをクリアできれば、周辺環境や利便性が同じで土地の費用が安いならば検討する価値はありそうです。周辺環境も大切だけど予算も抑えたい方は是非検討してみてはいかがでしょうか?

ただしいくら土地が安くても、建築コストが高くついて総コストが他の土地より上回っては意味がありませんので十分な検討は必要です。

2-2. プライベート感がある

旗竿地は道路から奥まったところに敷地があるので、車や歩行者からの視線を気にせず、プライベートな空間を保てるメリットがあります。敷地に余裕があれば、庭を設けられたりもできますし、子供が道路に飛び出すことを防ぐこともできます。

しかし閉鎖的な空間は、セキュリティー面で不安な部分もあるので、対策を検討しておくとベストです。

2-3. 車などの騒音が聞こえづらい

道路からの距離がある分、車などの騒音が聞こえづらくなります。音に敏感な方や静かな環境で生活したいと考えている方にとって、良い選択肢となるのではないでしょうか。

3. 旗竿地のデメリット

デメリットを表す画像

3-1. 建築コストが高い(手作業、ライフライン費用、外構)

建物を建築する際には重機やトラックなどの搬入が必要です。しかし旗竿地で間口が狭いと車両が通れず、職人の手作業で資材を搬入する必要があるため、建築コストはアップします

また路地(竿の部分)の距離が長いと、電気の配線などで途中で中継ポールが必要になったり、建物への上下水道の配管距離も長くなるためライフラインのコストも高くなりがちです

さらに路地の活用方法が駐車場や通路の場合、土間コンクリートの面積が大きくなったり、フェンスの距離が長なったりと、直接コストに反映するので外構の費用には余裕を持っておいた方が良いでしょう

3-2. 縦列駐車

地方都市や郊外エリアの土地は、基本的に横並びの駐車スペースを確保できることが多いです。しかし旗竿地なると間口が狭い分、縦列で車を停める必要があります。

特に車を複数台所有し、それぞれの利用頻度が不規則な場合は出し入れがストレスになるかもしれません

3-3. 周りが建物に囲まれていると採光計画が難しい

敷地の広さ(旗の部分)に余裕がなく、東西南北を隣地の建物で囲まれていると、日当たりが悪い可能性が高いです

しかし建築基準法で採光を確保するために必要な窓などの規定が定められているため、その場合建物を採光を確保しやすい形状に変えたりする工夫が必要になります。たとえば吹き抜けを設けたり、中庭のある間取りなどがわかりやすい例です。

出典:採光を知って快適に暮らす 窓を工夫して、光と風を取り入れよう!-suumo

建築コストにも関係してきますし、結果的に制約のせいで理想の間取りにならなければ本末転倒ですので、事前に住宅メーカーから間取りの提案を受けることをおすすめします

4. 旗竿地を検討する際のポイント

ポイントの画像

4-1. 間口の広さ

建築基準法の接道義務を満たしているのは当然ですが、間口が2mギリギリだと車が出入りする際に不便を感じる可能性があります。

前面道路の広さにもよりますが車が曲がる余裕も考慮し、隣地が隅切りされているのがベストです。必ず現地で実際に車の出入りを確認することをおすすめします

4-2. 日当たり

日当たりは建物の形状や間取りを工夫することである程度改善はできます。しかし住まいで大切なことは日当たりだけではありません。日当たりのために理想を諦めたり、余計な費用が発生してしまっては本末転倒です。

つまり、土地・建物それぞれの費用や理想などのバランスが重要ですので、それらを意識しておきましょう。

4-3. 住宅メーカーに間取り・建築コストを確認しておく

旗竿地を検討する際は、住宅メーカーもセットで検討しておくことをおすすめします。理由は土地の売買は不動産会社とのやり取りがメインとなるので「どんな間取りになるのか?」「建築コストにいくらかかるか?」などの疑問を解消することは難しいからです。かと言って土地を買ってから、住宅メーカーを選んでは後悔する可能性が高いです。

しかし工務店から大手住宅メーカーまで沢山の選択肢がある中で、住宅展示場を回ったり、直接話を聞いて判断するにも相当の時間が必要になります

そこで当社では下記のようなお悩みを持っている方に向け、無料相談サービスを展開しております。

5. 旗竿地の購入・住宅メーカー選びで悩んでいる方

考えるイメージ画像

  • 検討している旗竿地について詳しく話が聞きたい
  • どの住宅メーカーもよく見えてどう選んだらいいかわからない
  • 直接住宅メーカーに問い合わせしてもいいけど、何も決めてないのにしつこく営業されるのも面倒
  • 手っ取り早く不動産と住宅メーカー視点ある人から客観的な意見が聞きたい
  • ある程度、事前知識を得てから住宅メーカーに相談したい

 

上記のような悩みを持っている方はお気軽にご相談ください!不動産会社と住宅メーカーで10年以上の勤務経験のあるスタッフが中立的な立場で無料ご相談承ります

追伸:1ヶ月3組限定でご案内しているため、予約状況によっては時間がかかってしまう場合があります。

6. まとめ

以上、旗竿地のメリット・デメリットと検討する際に気をつけるポイントについて解説させて頂きました。旗竿地は、敬遠されがちですが価格が安いなどの大きなメリットもあります

現在旗竿地を検討している方や興味のある方は、3つのポイントを確認してから必ず検討するようにしましょう。

この記事を読んで頂いた方のお役に立少しでもなっていたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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