お風呂に窓をおすすめしない5つの理由【実は換気の役割は期待できません】

浴室の画像

浴室の画像

  • お風呂に窓を付けるか迷っている
  • お風呂の窓にはどんなメリット・デメリットがある?
  • 換気のためにお風呂に窓は必要じゃないの?

 

明るさや換気を理由としてお風呂に窓を希望する方は多いです。もちろん明るいに越したことはないですし、窓を開ければ換気されそうな気持ちもわかります。

しかし果たして本当に意味があるのでしょうか。またデメリットがあることも忘れてはいけません。

この記事では、お風呂に窓をおすすめしない5つの理由を詳しく解説しています

コメントする人の画像
注文住宅を検討している人は、この記事を読んでお風呂の窓の必要性を確認しましょう。

Contents

  1. お風呂に窓をおすすめしない5つの理由
    1. 断熱性能が下がる
    2. 窓が結露し、カビが繁殖しやすい
    3. プライバシーの問題
    4. 明るい時間帯にお風呂に入らない方が多数
    5. 換気は換気扇の方が効果的
  2. お風呂に窓を付けるメリット
    1. 外の景色を眺められる
    2. お風呂に広がりを感じられる
  3. まとめ

 

後悔?新築でいらない設備9選【注文住宅を検討している方必見!】

お風呂に窓をおすすめしない5つの理由

NGのイメージ画像

断熱性能が下がる

一番のデメリットとも言える理由が、お風呂が寒くなりやすい点です。窓は冷気の入口であると同時に、暖かい空気が逃げる出口でもあります。窓から約50%の熱が流出するというデータもあり、冬場のお風呂は寒くて入るのが億劫と感じる方も多いのではないでしょうか。

出典:快適な家づくりにはガラスの断熱化が大切-YKKap

単層ガラスよりも複層ガラス、アルミサッシよりも樹脂サッシにすれば断熱性能は高まりますが、そもそも窓を無くすことが一番の断熱対策と言えるでしょう。

コメントする人の画像
窓を無くすことで数万円のコストカットになるメリットもあります。

窓が結露し、カビが繁殖しやすい

窓が結露する原因は、暖かい水蒸気を含んだ空気が窓によって冷やされ、飽和水蒸気量を超えると余分な水蒸気が水分に変わることで発生します。そのため冬場は特に結露を防ぐことはできません。

そしてそのようなジメジメとした環境はカビにとっては最適であるため、窓ガラスのパッキンなどにカビが繁殖します。またヌルヌルとした水垢となり、衛生的にも良くありません。

換気扇を回せば乾燥させることはできますが時間も多少かかります。小まめにワイパーなどで水気取りするのも大変でしょう。

プライバシーの問題

スポットライトで照らされた坪庭をお風呂からゆっくり眺められたら最高な気分になれそうです。しかし実際は外からもお風呂の中が丸見えになるため、現実的ではないでしょう。

そのためお風呂では防犯上に優れる内倒し窓が付けられることが一般的です。当然すりガラス仕様となっているため、外からも中からも様子を見ることはできません。

プライバシーの問題で外の景色を楽しめないとなると、お風呂の窓に期待できるのは採光と換気としての役割となります。しかし以下で解説する内容を読めば、必要性を感じなくなるかもしれません。

明るい時間帯にお風呂に入らない方が多数

そもそも明るい時間帯にお風呂に入る方は少ないのではないでしょうか。夜勤の仕事をしている方や朝シャンをする方は別ですが、どちらかというと少数派です。

ほとんどの方は夜にお風呂に入って、日中はお風呂掃除をする位しか利用しないように思います。

それであればお風呂に窓を付けて明るさを取り入れる必要性があるのか疑問です。

コメントする人の画像
窓に数万円のコストをかけるのであれば、シャワーヘッドや浴槽をグレードアップした方が満足度は高いでしょう。

換気は換気扇の方が効果的

換気のために窓を希望する方は多いですが、実は窓を1箇所開けてもあまり換気はされません。換気をするためには外の空気の入口と中の空気の出口が必要で、それぞれの窓を対角線上に配置するか高い位置と低い位置に設けて空気の流れ道を作る必要があります。

そのように窓を配置することは現実的ではないため、強制的に空気を排出できるの換気扇の方がよっぽど効果的です。

お風呂に窓を付けるメリット

メリットの画像

外の景色を眺められる

もし建築地が桜や紅葉、海などの自然に囲まれているような場所であれば、お風呂から景色を楽しむために窓を設けるのはありです。

露天風呂のような感覚で景色を楽しんだり、プライバシーが心配であれば2階にお風呂を設置することもできます。

コメントする人の画像
上記で解説したデメリットも生じますが、それ以上のメリットを感じられれば良いのではないでしょうか。

お風呂に広がりを感じられる

お風呂は2畳程の狭い空間のため、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。そのような場合、窓を付けることで視線の抜け先ができ、お風呂に広がりを感じることができます。

おすすめは浴槽に浸かった目線の位置に横長の窓を設けることです。お風呂の窓は四角形や縦長の窓が一般的なので、横長の窓はデザイン的にもおしゃれな印象になります。

まとめ

以上、お風呂に窓をおすすめしない5つの理由を詳しく解説致しました。

  • 断熱性能が下がる
  • 窓が結露し、カビが繁殖しやすい
  • プライバシーの問題
  • 明るい時間帯にお風呂に入らない方が多数
  • 換気は換気扇の方が効果的

 

明るさや換気、固定観念でお風呂に窓を検討している方は、デメリットを改めて確認し本当に必要かを考えましょう

この記事を読んで頂いた方が、後悔のない家づくりをして頂けたら嬉しく思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

関連記事

  1. 注文住宅のイメージ画像

    注文住宅で失敗しない為のポイント15選【具体例と対策を解説!】

  2. 吹き抜けのイメージ画像

    吹き抜けは寒い!【それでも導入する3つのメリットと対策方法とは?】

  3. 玄関の画像

    玄関のおすすめの広さは何畳?【坪数ごとの理想のサイズと収納タイプを解説】

  4. 後悔のイメージ画像

    ハズレ住宅営業マンの特徴5選【担当になるとトラブルが起こる可能性大】

  5. 床暖房のイメージ画像

    【新築に床暖房はいらない!?】その理由と暖かい家をつくる5つのポイントを解説!

  6. 見積もりのイメージ写真

    注文住宅の見積もりでありがちなトラブル6選【対策方法も具体的に解説】

  1. 建売住宅の画像

    建売住宅のデメリットとメリットは?後悔しないために知っておくべ…

  2. 眠れないイメージ画像

    眠れない寝室の間取りの特徴5選【音の配慮ができていないと後悔しま…

  3. 屋上のイメージ画像

    屋上のある家を建てると後悔する!【デメリットとメリットを解説】

  4. 老後の住まいのイメージ画像

    老後は賃貸住宅を借りれない!?一生賃貸派が考えておくべきポイント

  5. レンタルor購入イラスト画像

    「賃貸と持ち家で1,300万円の差」が出ると言われる真相を検証してみ…

  1. 注文住宅のイメージ画像

    注文住宅で失敗しない為のポイント15選【具体例と対策を解説!】

    2021.05.13

  2. ランニングコストのイメージ画像

    電気ヒーター式床暖房の電気代をシミュレーション!【月々のコスト…

    2023.02.03

  3. ステップのイメージ画像

    間取りの考え方で重要な3つのステップ【まずは駐車場の位置から計画…

    2022.11.15

  4. 失敗のイメージ画像

    注文住宅で後悔する間取り5選【流行や先入観に囚われ過ぎている方は…

    2022.02.28

  5. 不動産売買契約の画像

    契約不適合責任における売主の免責契約は有効か?【買主の5つの権利…

    2022.01.29

カテゴリー

ブログランキング参加中!