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新築の暖房設備にはエアコン、全館空調、床暖房など様々なタイプがありますが、暖房設備は間取りやライフスタイルによって決めるべきといっても過言ではありません。
予算の関係もありますが、一般的にエアコンを導入する方が一番多く、床暖房はなんとなく選んでいる印象です。
そこでこの記事では、床暖房をいれないと後悔する人の特徴4タイプを詳しく解説しています。
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床暖房をいれないと後悔する人の特徴4タイプ
吹き抜けやリビング階段がある
吹き抜けやリビング階段がある間取りの場合は、床暖房を検討した方が良いでしょう。暖かい空気は軽いため上昇し、冷たい空気は重いため下降する性質があるからです。
いくらエアコンでリビングを温めようが、吹き抜けから暖かい空気が逃げてしまっては穴の空いたバケツに水を入れるようなもので、特に足元が寒くなりがちです。
全館空調の場合も同様で、また室内の空気を循環させる役割がある機械室を2階に設ける場合、暖かい空気がより引っ張られてしまいます。
そのため足元からじんわりと暖める床暖房を設置し、対策しておくことをおすすめします。
リビングに大開口の窓がある
実は室内の熱を失う一番のポイントは窓です。特に大開口の窓や窓の数が多すぎるとそれだけ多くの熱が奪われてしまいます。
モデルハウスや住宅雑誌を見るとリビングに大開口の窓があって、憧れる方も多いでしょう。しかし暖かさとの交換条件となってしまうことも考慮しなければなりません。
エアコンによる過乾燥やハウスダストが気になる人
冬場は特に乾燥しやすいのでエアコンの風が苦手な方も多いでしょう。またアレルギー持ちの方の中にはエアコンの風でハウスダストが舞い、目の痒みや咳などの症状が出る方もいます。
そんな方は床暖房をメインの暖房として利用するのもありです。床暖房は輻射熱でじんわりと足元を暖めるため、エアコンのような乾燥を感じにくく、また風が出ないので空気を汚しません。
ただし床暖房はガス温水式床をおすすめします。
床暖房はガスと電気どちらの種類を選ぶ?【それぞれの特徴を徹底比較!】
末端冷え性の人
末端冷え性は女性に多く、年を重ねると代謝が落ち余計寒さを感じやすくなるといわれています。靴下を二重で履いたり、エアコンで部屋を暖めたりしても効果がないと悩んでいる方も多いでしょう。
そんな方には床暖房のように温かいものに直接触れられた方が、効果を実感できるのではないでしょうか。
上記以外の方には床暖房はおすすめしない
基本的に床暖房は上記で解説した方以外には、あまりおすすめはしません。
理由は床暖房はあくまでも家が寒いという問題を解決するための手段でしかないためです。つまり暖かい家であればそもそも床暖房は不要ということになります。
暖かい家とは一言でいうと「断熱性や気密性の高い家」のことです。
断熱性や気密性が高く、温かい家をつくるためのポイントは下記の記事で詳しく解説しているので是非ご覧下さい。
【新築に床暖房はいらない!?】その理由と暖かい家をつくる5つのポイントを解説!
まとめ
以上、床暖房をいれないと後悔する人の特徴4選について詳しく解説致しました。
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上記以外の方は床暖房をいれるよりも、家の断熱性や気密性を高めた方が根本的に暖かい家にすることができます。
床暖房を検討している方が、この記事を読んで参考になったと思って頂けたら嬉しく思います。最後までご覧頂き、ありがとうございました。