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注文住宅に住み始めると「あの設備を付けておけば良かった」や「こっちの設備仕様を選べば良かった」と後悔するものが一つや二つあったりします。
中には後から追加できる設備もありますが、新築時の工事より高額になりますし、多少不便でも無くても特別困るわけではないと諦めてしまう方も多いでしょう。
しかし一生に一度の新築、初めからおすすめの設備を知っていれば後悔せずストレスのない生活ができていたかも知れません。
この記事では、注文住宅でおすすめのオプション設備9選を詳しく解説しています。
Contents |
1. 注文住宅でおすすめのオプション設備9選
1-1. 宅配ボックス
隙間時間で気軽に買い物ができるネット通販は、生活になくてはならないものになっているのではないでしょうか?
共働きの世帯も多く忙しい現代人にとって、不在時でも受け取りができる「宅配ボックス」は、必須のアイテムです。
1-2. 玄関ドアに電気錠システム
両手に買い物袋を持った状態で玄関ドアの鍵を開けたり、バッグの中から鍵を探すのがわずらわしいと感じたことは誰しもあるはずです。
些細なことではありますが毎日の作業、もし簡単に鍵の施錠ができれば少し楽になると思いませんか?
そう思った方は、電気錠システムがおすすめです。電気錠にも数種類タイプがありますが、タッチキーや指紋認証であれば指を触れるだけで簡単に鍵の施錠ができます。
1-3. 人感センサー付き照明
人感センサー付き照明もおすすめのアイテムです。
玄関周りは段差も多く、玄関土間は靴などが乱雑になっていることもあるため、夜間帰宅時に足元を照らしてくれると安心できます。
また防犯対策にもなる点もメリットの一つでしょう。
1-4. 玄関に手洗い場
玄関に手洗い場を設けるメリットは3つあります。
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設計上の注意点は、生活感が出やすいので玄関から見えない位置に配置することです。壁などで死角を作ったり、ウォークスルーシューズクロークの一角に配置すると良いでしょう。
1-5. 衣類乾燥機(乾太くん)
洗濯物を干すのが面倒くさいと思っている方は多いと思います。そんな方には衣類乾燥機がおすすめです。
浴室乾燥機や全自動洗濯乾燥機もありますが、乾燥時間の速さや仕上がりのふんわり感は明らかに異なります。
デメリットは設置コストとランニングコスが高いことです。
リンナイの「乾太くん」は一般ユーザーからの評価も高いため、家事を時短したい方は検討してみてはいかがでしょうか。
【公式】リンナイの乾太くん – ガス衣類乾燥機【乾太くん】- リンナイ
メリット | デメリット |
乾くのが早い(5kgで約52分)※電気ヒートポンプ式全自動洗濯乾燥機の約3分の1の時間 | オール電化に対応していない |
仕上がりがふんわり | 設置コストが高い(約30万円) |
洗濯・乾燥が別個なので次の洗濯がすぐできる | ランニングコストが比較的高い(5kg1回で63円) |
シーツや毛布にも対応 | 依頼によっては制限がある(縮みなどの原因に) |
干す手間が不要 | 濡れた洗濯物を乾燥機に入れ替える必要あり |
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1-6. 深型の食器洗い乾燥機
家事の時短の代表格と言えば、食器洗い乾燥機を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし国内メーカーが主流の浅型食洗機は、容量も小さくそれほど多く食器類が入りません。また大きな皿やフライパンなども入らないため、結局は手洗いが必要となります。
そこでおすすめなのは「ミーレ」や「ボッシュ」などの海外製のフロントオープン食器洗い乾燥機です。深型なので容量が大きく、また洗浄力も高いので強力な汚れもキレイにしてくれます。
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1-7. タッチレス水栓
手をかざすだけで水を出したり、止めたりできるタッチレス水栓もおすすめです。
標準仕様のレバーハンドル水栓の場合、水を出す際は料理をして油や食材で汚れた手で直接レバーに触れなくてなりません。
レバーに付着した油汚れや手垢、水垢などを毎日掃除するのも大変です。
その点タッチレス水栓であれば、触れなくて良いので水栓まわりをキレイに保つことができます。
また節水効果が高いことも、メリットと言えるでしょう。
ただし一般的なタイプだと、水圧や温度の調節は、タッチレスではできないので要注意です。
せっかくタッチレス水栓にしても、水圧や温度を変えたい時に結局レバーを触らないと操作できないと、使い勝手が良いとは言えません。
おすすめは水圧や温度もタッチレスで調節できるタイプです。
1-8. タンクレストイレ
名前の通り、水を貯めるタンクが無いのがタンクレストイレです。おすすめの理由はデザイン性の高さと節水効果の高さが挙げられます。
特に節水効果は、タンク有りと比較すると約3分の1の水量で済むため、年間の水道代を15,000円程カットできます。
その他のメリットやデメリットを下記でまとめてみましたのでご覧ください。
メリット | デメリット |
節水効果がある(1回に流す量が約3.3リットル)※タンクありは約13リットル | 停電時に水が流せない(緊急時の対処法あり) |
省スペース | 手洗い器がついていないので別途必要 |
スタイリッシュなデザイン | ウォシュレット部分のみの交換が不可 |
掃除がしやすい設計 | タンクありと比べ割高 |
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1-9. 洗濯干し用フックor昇降式ユニット
物干し専用部屋があるのが理想だけど…しかし予算や敷地の広さの関係上なかなか現実的ではありません。
その場合に重宝するのが天井から吊るせる洗濯干し用フックや昇降式ユニットです。メリットは使わない時はしまえる点にあります。特に洗濯干し用フックであれば場所を問わないので、2階の階段ホールや和室などにも設けることが可能です。
また価格も安いので複数設置しても良いでしょう。
ただし、後付けにすると位置が制限されてしまう場合があるので、設計の段階で打ち合わせして決めると良いです。
2. お得にオプション設備を手に入れる方法
基本的に住宅設備の打ち合わせは契約後、間取りの大枠が決まってから行われます。
理由は細かい打ち合わせ内容になるので、契約するかわからない段階で住宅メーカー側がそこまでの時間や経費をかけることが難しいからです。
そのため多くの営業マンは「契約してからじっくり打ち合わせしましょう」と言ってくるはずです。
しかし契約してからの住宅設備の追加は、プラスの料金が発生します。
もちろん早い段階で要望を伝えたとしてもかかるお金はかかります。しかし契約前であれば値引きやサービス工事の交渉ができるのでお得になる可能性があるのです。
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3. 迷ったら実際に体感してみる
ここまで読んで頂き、「おすすめなのは分かったけど実際のところ使ってみないとわからない」と感じている方も中にはいると思います。
そこで少しでも迷っている方は、住宅設備会社のショールームで実際に体感してみると良いでしょう。事前に予約してから行くと、プロのアドバイザーが使い方や特徴を詳しく説明をしてくれるのでおすすめです。
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また少しハードルは上がりますが、ハウスメーカーが開催する「モデルハウス宿泊イベント」などでじっくりと体験するのもありです。
ハウスメーカーの選び方【注文住宅で失敗しない7つの方法を解説】
4. まとめ
以上、注文住宅でおすすめのオプション設備9選について解説させて頂きました。
解説した住宅設備は正直言うと、無くても特別困ることはないかもしれません。しかしあると生活を確実に便利にしてくれるものばかりです。一部高いものもあるので、迷ったら住宅設備会社のショールームで実際に体感してみると良いでしょう。
また住宅設備を検討している方は、あわせて下記の記事をご覧頂くことをおすすめします。
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この記事を読んで頂き少しでも参考になったなら嬉しく思います。最後までご覧頂きありがとうございました。