2階リビングはどんな人に向いている?【メリット・デメリットを詳しく解説】

2Fリビングのイメージ画像

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  • 敷地の日当たりが悪い
  • 前面道路の日中の交通量が多く、騒音が気になる
  • 眺望を活かした開放的な間取りにしたい

 

土地について上記のような悩みを抱いている方は2階リビングを検討してみてはいかがですか?

実は間取りは土地によって決まるといっても過言ではないため、土地の特徴を無視して間取りを作ると違和感のある間取りができてしまいます

この記事では、2階リビングのメリットとデメリットについて解説してます。読んで頂くと、どんな人が2階リビングが向いているかがわかります。

 

Contents

  1. 1. 2階リビングのメリット
    1. 1-1. リビングの日当たりが抜群
    2. 1-2. 開放感がある
    3. 1-3. 周囲の視線や騒音が気になりにくい
    4. 1-4. 耐震性能が上がる
  2. 2. 2階リビングのデメリット
    1. 2-1. 階段を上り下りする機会が多くなる
    2. 2-2. 子供の帰宅を確認しづらい
    3. 2-3. 夏場は暑くなりやすい
    4. 2-4. 給排水工事が割高になる
  3. 3. 2階リビングはこんな人におすすめ!
  4. 4. 2階リビングにする時の注意事項
    1. 4-1. 家具家電などの搬入経路を確保する
    2. 4-2. 浴室・洗面を1階か2階にするかで生活スタイルが変わる
  5. 5. 2階リビングにする際のポイント
  6. 6. まとめ

1. 2階リビングのメリット

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1-1. リビングの日当たりが抜群

日当たりは、家づくりで重要なポイントの一つではないでしょうか。特に狭小地や高低差のある土地などで1階に日当たりを確保できない場合、2階リビングは有効です。

他にも吹き抜けを設ける方法もありますが、スペースの問題や温度差のデメリットがあるのでどちらが自分たちの生活スタイルがに合っているか十分検討すると良いでしょう。

また1階の寝室は夜勤などがある方を除き、夜の利用がメインとなるので日当たりが悪くても大きな問題にはならないはずです。

1-2. 開放感がある

空との距離が近くなる分、リビングが開放的になるのもメリットの一つです。

天井を勾配天井にすれば、空間が広がり畳数以上に部屋を広く見せることもできます。さらに天窓を設ければ、暑さの問題は置いておいて、より開放的な空間になります。

また2階からの眺望を活かしたい方にも2階リビングはおすすめです。

1-3. 周囲の視線や騒音が気になりにくい

1階で生活をしていると、隣地や通行人の視線が気になるためカーテンをオープンにすることは難しいでしょう。その点2階リビングであれば視線の位置が異なるのでプライベートを確保しやすくなります。

隣地の窓位置を考慮して自分たちの家と被らないように窓を配置すれば、カーテンをオープンにする生活も夢ではありません

また道路と距離が離れる分、車の騒音なども軽減されるので前面道路の交通量が多い場合に有効です。

1-4. 耐震性能が上がる

1階に主寝室や子供部屋を配置すれば、必然的に短いスパンで壁や柱が多くなるため建物が安定します。また大きな窓を必要としない点もプラスに作用します。

もちろん1階リビング=耐震性能が低いというわけではないので、そのためにわざわざ2階リビングにする必要はありません。

2. 2階リビングのデメリット

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2-1. 階段を上り下りする機会が多くなる

2階リビングにすると1階リビングと比較して階段を上り下りする機会は増えますが、対策をすることで頻度を少なくすることは可能です。下記は階段を上り下りするタイミングの主な例と対策内容です。

対策
購入した食料品や日用品を運ぶ時 1階にストック庫を設け、使用頻度が低いものと分けて収納する
お風呂に入る時 2階浴室・洗面にする
配送物を受け取る時 宅配ボックスを設置する
ゴミ出しの時 家族で協力し合い、通勤や通学のついでに出す

2-2. 子供の帰宅を確認しづらい

子供が帰宅して、そのまま自分の部屋に直行できるため、コミュニケーションを図る機会が減る可能性があります。しかし思春期ともなれば家族と顔を合わせたくない日もあるでしょう。

強制された方が、かえって逆効果になることもあります。

それよりも子供が2階リビングに自然と来るような環境づくりをする方が大切ではないでしょうか。たとえば…

  • 子供部屋を必要以上に快適にし過ぎない→テレビを置かない。子供部屋を広くし過ぎない。
  • リビングに集まる工夫をする→ゲームはリビングで行うルールを作る。勉強スペースを設ける。
  • 思春期は割り切る→子供から話しかけやすいように日頃からコミュニケーションを大切にする

 

2-3. 夏場は暑くなりやすい

冬場は暖かい反面、夏場は熱気が2階にこもりやすいです。エアコンを稼働すれば問題は解決できますが、ランニングコストがかかってしまうのは難点と言えます。

以下、暑さを対策のポイントを挙げてみました。

  • 断熱性能が高い住宅メーカーを選ぶor断熱材をグレードアップする
  • 屋根断熱にする
  • 開口部(窓ガラス)を大きくし過ぎない
  • シーリングファンを設ける

2-4. 給排水工事が割高になる

2階リビングにするとキッチン設備や場合によっては浴室・洗面が2階になりますので、その分の給排水工事の費用が割高になります。

極端に安くする方法はありませんが、水回りの位置をなるべく近くにまとめることで、コストを最低限抑えることは可能です。

また浴室・洗面を1階にするか2階にするかは、使い勝手とコストを比較して決めると良いでしょう。

注文住宅の費用って何がかかるの?【知らないと予算オーバーする可能性大】

3. 2階リビングはこんな人におすすめ!

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結論、2階リビングは以下のような方におすすめです。

  • 住宅密集地で敷地の日当たりが悪い
  • 眺望を活かした間取りにしたい
  • 周囲の視線や騒音を気にしない生活がしたい
  • 勾配天井のリビング憧れている

 

4. 2階リビングにする時の注意事項

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4-1. 家具家電などの搬入経路を確保する

設計の段階で、家具家電の搬入経路を計画しておきましょう。といっても設計士に新築で利用する家電家電の寸法を伝えればOKです。

計画をしておかないと最悪の場合、搬入できなかったり、クレーン車で吊り上げて搬入しなければならずでコストがかかってしまいます。

特にピアノや大型の冷蔵庫、ソファーなどは要注意です。

4-2. 浴室・洗面を1階か2階にするかで生活スタイルが変わる

浴室・洗面を1階か2階にすべきかは、迷うポイントかもしれません。それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

1階浴室・洗面の場合
メリット デメリット
2階スペースを広く使うことができる お風呂に入るため、階段を上り下りしなければならない
2階浴室・洗面と比べ、給排水工事が安い 下着類やタオルの補充をしなければならない
足腰が悪くなっても安心 2階にも洗面が必要
2階浴室・洗面の場合
メリット デメリット
洗濯〜物干し〜下着収納の動線をコンパクトにできる 2階が狭くなってしまう
のぞきなどの防犯面も安心 1階浴室・洗面と比べ、給排水工事・設置コストが高い
プライベートな空間にできる 介護の面の不安

 

詳しくは下記の記事で解説していますのでご覧下さい。

2階にお風呂がある生活スタイルを解説!【家事導線を効率的にしたい方におすすめ】

5. 2階リビングにする際のポイント

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  • 階段の上り下りを極力しなくて済む計画を立てる
  • 浴室・洗面を1階か2階にするかは、メリット・デメリットを理解して決める
  • 子供とコミュニケーションを図りやすいルール・環境づくりをする
  • 暑さ対策をしておく

 

6. まとめ

以上、2階リビングのメリット・デメリットについて解説させて頂きました。

人によって生活スタイルや敷地の条件が異なるため、万人におすすめするわけではないですが、「日当たりの悪さを解消したい」「眺望を活かした間取りにしたい」「リビングを勾配天井にしたい」と考えている方は検討する価値は十分あります。

この記事を読んで頂き、少しでも参考になったなら嬉しく思います。最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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